胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、内視鏡を口または鼻から挿入し、食道や胃、十二指腸の内側を観察するための検査です。バリウム検査と異なり、消化管の内側の粘膜をリアルタイムで映像として確認でき、必要な場合は組織の一部を採取することができます。検査時間は特別な処置がなければ約6~10分です。
胃カメラ検査
胃カメラ検査

胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)は、内視鏡を口または鼻から挿入し、食道や胃、十二指腸の内側を観察するための検査です。バリウム検査と異なり、消化管の内側の粘膜をリアルタイムで映像として確認でき、必要な場合は組織の一部を採取することができます。検査時間は特別な処置がなければ約6~10分です。
「胃カメラは苦しい」という印象の主な原因は、カメラが喉の奥(舌の根元)に触れることで起こる嘔吐反射です。当院では外径5〜6mm程度の比較的柔らかいスコープを使用し、鼻から検査を行っております。舌の上を通らないので、「おえっ」とくる嘔吐感が少なく、画面を見ながら、会話しながらの検査も可能です。
「以前の検査がつらかった」「どうしても怖い」という方には、鎮静剤(眠くなる薬)や鎮痛剤(不安や苦痛を軽減するお薬)を使った検査をお選びいただけます。うとうとした状態で検査を受けられるため、苦しさや緊張感が大幅に和らぎます。検査後は半個室のリカバリールームでゆっくり休んでいただき、しっかり目が覚めてから医師が結果をご説明します。
鼻から行う胃カメラは嘔吐感が比較的少ないため、鎮静剤や鎮痛剤を使用しなくても検査可能なことが多く、その場合は検査が終了した後はすぐに帰ることができます。もちろん感じ方には個人差があるので、ご希望に応じて鎮静剤や鎮痛剤を使用し、より楽に検査を受けていただくことも可能です。
FUJINON社の高精度な内視鏡を使用しており、経鼻内視鏡ですが画像は高精細です。小さな病変も見逃さない精密な検査をこころがけております。
使用するカメラ・器具は日本消化器内視鏡学会の基準に沿って消毒・管理しており、感染リスクに十分配慮した環境で検査を受けていただけます。
| 経鼻内視鏡(鼻から) | 経口内視鏡(口から) | |
|---|---|---|
| 嘔吐反射 | 起こりにくい | 起こりやすい |
| 検査中の会話 | 可能 | 困難 |
| ピロリ菌検査 | 約300~500円 | 約900~1,500円 |
| のどの観察(がんなど) | より詳細に可能 | 可能 |
| 向いている方 | 嘔吐反射が強い方 | 鼻の通り道が狭い方など |
| 経鼻内視鏡(鼻から) | 経口内視鏡(口から) | |
|---|---|---|
| 嘔吐反射 | 起こりにくい | 起こりやすい |
| 検査中の会話 | 可能 | 困難 |
| 検査後の飲食 | 約30分後から可 | 約1時間後から可 |
| 向いている方 | 嘔吐反射が強い方 | 鼻腔が狭い方など |
経鼻内視鏡はカメラが舌の根元を通らないため嘔吐反射が起こりにくく、検査中も医師と言葉で会話しながら進めることができます。ただし、鼻腔の形状や狭さによっては経口での検査が適している場合もあります。どちらが向いているかは診察時にご相談ください。
40歳を過ぎたら、ひどい症状がなくても定期的な胃カメラ検査をおすすめしています。
胃がんは初期にはほとんど自覚症状がなく、症状が出た段階ではすでに進行していることも少なくありません。一方で、早期に発見できれば胃カメラの治療や負担の少ない手術で治すことができる可能性が高くなります。特にピロリ菌の感染歴がある方や、ご家族が胃がんを患ったことがある方はリスクが高い傾向にありますので、早めの受診をおすすめします。
| 部位 | 疾患 |
|---|---|
| 食道 | 逆流性食道炎、バレット食道、食道がん |
| 胃 | 慢性胃炎・萎縮性胃炎、胃ポリープ、胃潰瘍、胃がん、ピロリ菌感染、胃アニサキス症 |
| 十二指腸 | 十二指腸潰瘍、十二指腸がん |
いずれも早期発見により治療の選択肢が大きく広がります。
| 検査内容 | 1割負担 | 3割負担 |
|---|---|---|
| 胃内視鏡検査(観察のみ) | 約2,000円 | 約5,000円 |
| 胃内視鏡検査+生検※ | 約3,000~5,000円 | 約9,000~15,000円 |
| ピロリ菌検査 | 約300~500円 | 約900~1,500円 |
※生検とは病変組織の一部を採取して顕微鏡で確認する検査です
※上記費用に診察料・薬剤料などが別途かかります(税込)
予約
Webでの予約が可能です。※検査前注意をお守りください
初めての方や症状のある方、持病や常用薬が多い方は事前に診察をお勧めします。
前日
夕食 : 21時までにおとりください。(消化の良いものがおすすめです)
水分 : 制限はありませんが、21時以降はアルコールをお控えください。
当日(来院まで)
朝食 : 朝食はとらずにお越しください。
・水分 : 水や白湯は検査予約時間の30分前までお飲みいただけます。
・お薬 : 心臓病や高血圧、その他欠かせないお薬は、
→朝7時までに飲んでください。(医師から指示があります)
→糖尿病の薬やインスリン注射は低血糖を起こす可能性があるため、使用しないでください。
・喫煙される方 : タバコは吸わないでください。
受診してから
検査の20分前までに来院してください。 お着替えの必要は基本的にはありませんが、検査を楽に受けていただくため、下記の服装での来院やアクセサリーの装着はお控えください。
・首元が詰まっている服
・肘上まで袖があがらない服
・お腹が締め付けられる服装
検査(6〜10分)
のどや鼻の麻酔を行い、検査中の不快感を軽減します。
ご希望の方は鎮静剤(ウトウト眠る)や鎮痛剤(苦痛を大幅に緩和)を使用可能です。
検査(6〜10分)
鎮静剤や鎮痛剤を
・使用した場合 : 半個室のリカバリールームで1時間ほどお休みいただきます。
※当日は自動車や自転車の運転をお控えください
・使用しなかった場合 : 結果説明、ご精算後すぐにお帰りいただけます。
飲水・食事は検査終了1時間後から可能です。
※組織検査をした場合の注意点
・食事は2時間後から、消化のよいものをお取りください。
・当日の飲酒・辛い物の摂取、激しい運動・長時間の入浴は控えてください。
翌日から通常の生活に戻っていただけます。
個人差はありますが、細いカメラの使用と、ご希望に応じた鎮痛剤・鎮静剤の使用により、苦痛を感じにくい検査が可能です。
嘔吐感が少なく、のどの観察もしやすい鼻からの内視鏡をおすすめします。ただし鼻の通り道が狭い方や鼻血が出やすい方は口からの検査が適している場合もあります。診察時にご相談しましょう。
検査当日または翌日以降の外来でご説明いたします。
組織検査を行った場合や胃がん検診の胃カメラの場合は、結果の報告まで1〜2週間程度お時間をいただきます。
検査枠に空きがあれば可能です。通常、前日21時ごろまでに夕食を済ませていただく必要がありますが、絶食時間が6時間以上あれば可能な場合もあります。 症状が強い場合やアニサキス症を疑う場合などは早急な検査が必要です。
お電話(03-5384-4343)にてご相談ください。
鎮静剤を使用しない場合は、検査後に通常どおりお仕事が可能です。鎮静剤を使用した場合は、当日は運転ができず、ぼんやりすることがあるため、重要な判断を伴う業務は翌日以降をおすすめします。
可能です。当院では検査の正確性の観点から、採血や検便で行っております。
胃カメラ検査で慢性胃炎の程度を確認した上で、保険診療でピロリ菌検査を行うことができます。胃カメラ検査を行わない場合は自費での検査となりますが、他施設で胃カメラ検査を行った結果があれば、保険診療で可能な場合があります。
異常がない場合は2〜3年に1回が目安です。ただしピロリ菌感染歴のある方や胃がんのご家族がいる方は1~2年の短い期間での検査をおすすめします。
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