医師となり20年弱、大学病院や地域の中核病院で、数々のがん治療やおなかの救急疾患の治療に携わってきました。治療がうまくいく方もいれば、残念ながらすんなりとはいかない方もいらっしゃいました。
そんな中で、どこで勤務していてもある一定数いらっしゃったのが、「もっと早く来てくれていれば…」という患者さんたちでした。あと数年早く見つかっていれば、治せた可能性のあるがん患者さんだったり、あと数日早く受診していれば、経過が違ったであろう虫垂炎や胆のう炎の患者さんだったり。
そんなつらい思いをする患者さん達が口をそろえて言うのが「健康診断では問題なかったのに」でした。2人に1人ががんになる時代、胃や大腸のがんは予防できることもわかってきましたが見つけようとしなければほぼ発見できません。
また、昔はすぐに手術をしていた虫垂炎、今は抗生剤治療の方が適切な場合もありますし、逆に胆のう炎はすぐに手術をした方がいいと言われるようになりました。
今まで培った経験に最新の知見を組み込みながら、1人でも多くの仙川の方たちのお役に立てるよう、胃がん、大腸がんで亡くなる方をゼロにできるよう尽力していきたいと思います。